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ビタミンCの真実INDEX

日本でも壊血病はなくならない

知らず知らずのうちに壊血病になる

近年、日本では糖尿病や慢性腎不全、動脈硬化など生活習慣病が多くなってきました。これらの患者は食事制限の指導を受けています。食事制限とは必要な栄養素を十分に摂り、必要以上の食事量を減らすことです。しかし、これらの患者の多くが食事制限とは毎日の食事量を減らすことのみと誤った認識をもっています。そのため、知らず知らずのうちにビタミンCなど必要な栄養素が体の中で不足状態に陥っている場合があります。結果的に壊血病になってしまいます。
 2003年、Fainらは、ヨーロッパのある病院に入院している患者184名の血液中ビタミンC濃度を測定しました。その結果、入院患者の47.3%がビタミンC不足状態(血液中ビタミンC濃度が2~5 mg/L)にあり、16.9%がビタミンC欠乏状態(血液中ビタミンC濃度が2 mg/L以下)であることがわかりました。また、1994年にHercbergらは健康な6歳から97歳までの1,108名の血液中ビタミンC濃度を測定しました。その結果、血液中ビタミンC濃度は男性の12%、女性の5%がビタミンC欠乏状態であることがわかりました。一方、65歳以上だけの割合を見ると男性の20%、女性の15%がビタミンC欠乏状態であるなど若中年者に比べて高齢者ではビタミンC欠乏の割合が非常に高かったそうです。

ビタミンC不足にならないように心がける

日本では食べ物が豊富にあるため、壊血病患者はいないと考えられていました。しかし、慢性的なアルコール中毒者、高頻度の喫煙者、独り暮らしのお年寄りでは新鮮な野菜や果物を十分に摂取しておらず、知らないうちにビタミンCが不足している可能性が考えられます。実際に高頻度の喫煙者では血中のビタミンC濃度が低いことも分かっています。また、高齢者では若年者に比べて血中のビタミンC濃度が低いことも報告されています。私たちは自分自身の偏った食生活により、気づかないうちにビタミンC不足に陥らないように新鮮な野菜や果物からビタミンCを十分に摂取するよう心がける必要があります。

 

ビタミンCの抗ガン作用

 

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