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ビタミンCの真実INDEX

日本でも壊血病はなくならない

日本でも壊血病患者はいる

2002年に報告された日本人の壊血病患者は、慢性腎不全を長い間患って、腎透析を受けていました。その後、腎臓の移植手術を受けることができました。しかし、一向によくならず、体中から出血し、症状は悪化していきました。血液検査で血液中のビタミンC濃度を測定した結果、ビタミンC濃度が極めて低い値であることがわかりました。そのため、1日1gのビタミンCを点滴投与したところ、症状は数日でおさまり回復しました。この患者は長い間、慢性腎不全を患っていたため、長期間にわたり食事制限の指導を受けていました。そのため、新鮮な野菜や果物をほとんど摂っておらず、慢性的なビタミンC欠乏状態にあったと考えられます。日本では2003年と2007年にも壊血病患者の症例が報告されています。壊血病は長期間にわたり新鮮な野菜や果物を摂取しないと発症します。しかし、壊血病を発症するまでには至らないにしても、ビタミンCが不足している日本人は多くいると考えられます。

  • 荒金和美, 北浦奈由, 北田修, 中村仁, 宮田茂, 陣祥子, 長澤奈美子, 竹中乃里子, 中込隆之, 栗林康造, 松山知弘, 杉田實 (2002) 肺胞出血を伴った壊血病の一例. 日本呼吸器学会雑誌 40, 941-944
  • 金涌佳雅, 美作宗太郎, 橋谷田真樹, 矢嶋幸仁, 境純, 那谷雅之, 舟山眞人 (2003) ビタミンC欠乏を伴った突然死一剖検例. 法医学の実際と研究 46, 91-94
  • 松本正栄, 芦川良介, 田中水緒, 丹羽徹, 田中祐吉 (2007) 貧血・歩行困難・大腿腫脹を呈した壊血病の1例. こども医療センター医学誌 36,183-189

 

 

知らず知らずのうちに壊血病になる

 

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